ホタル通信 No.198
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.257 差し延べる手
実話度:★★★☆☆(40%)
語り手:女性
これこそ冬のホタルの真髄である“日常”を切り取った小説と言えます。
朝の小学生たちの行動は概ね事実です。話の中心であるひとりだけ歩いていた女の子も事実なのですが、その子が転校生だったのかは不明です。
ひとりだけ歩く女の子、そしてスクール帽の色・・・この事実を目の当たりにした時、この小説を思い付いたのです。
転校生という設定にすれば、なんとなく話のつじつまが合いますし、サクサク、話を作ることができました。
いつもの通り、ラストは考えていませんでしたが、幸いにも転校生という設定が良い方向へ進んだと考えています。
なぜ、その女の子が転校生だと思ったのか・・・それは自分がかつてそうだった・・・これがラストを決定したと思います。
・・・とは言うもの、ラストはちょっと商業的でベタな終わり方です。まぁ、そつなく終わっても自分的には生々しさがなく、物足りなくも感じます。話のテーマは違えども、よくあるパターンだと思います。
ですが、知っててそうしたわけではありません。あくまでも、話の展開上、そうなったに過ぎません。
何度か書いたこともありますが、なんせ1話(前半、後半)は仕事の昼休みの小一時間で作っているものですから、余り深くは考えていません。
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