ホタル通信 No.192
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.291 ブルー・スカイ・ブルー
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
洒落のつもりではありませんが、雲が題材になっているだけあって、雲を掴むような話です。
全体的な雰囲気としては、何かにターゲットが当たっているようないないような感じがあります。格好良く言えば、それを狙って仕上げています。
午後の公園、静寂と子供のハシャグ声。これらの組合せは自分の中では、アンニュイな象徴なんですよ。・・・なので、この話はロマンティックと言うよりも、少し気だるい中での会話だと思ってください。
擬音で表すならキャピキャピのカップルではなく、倦怠期ではないにせよ、モヤモヤした状態のカップルをイメージしています。恋人同士なんだけども友達のようでもあり、単なる仲間もようでもあり・・・。
話のきっかけは、ご想像通り、“雲”です。
いまさら雲の形が「あれに見える、これに見える」とパターンは、自分にとっても普通過ぎるのですが、これに心境が加わった時、少し別の展開が見えてきました。
流される雲・・・流れる雲に対して、流されない心。何がどうしたというわけではないのですが、そんなことをフっと考えていました。
実際には公園ではなく、部屋(マンションの7階)から見える雲を一人でボンヤリ見ていました。
最後にタイトルに触れておきますね。
タイトルと内容に、これといった関係は特にありません。荒っぽく言えば適当にネーミングしていますが、有名な歌のタイトルからとったのは間違いありません。
ただ、適当とは言っても、どこかで繋がっているような・・・そんな気がしたものですから。
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