ホタル通信 No.189
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.269 幻の女
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
打ち間違いによる“堀井美里”さんの出現は事実です。たまたまそうなったようですが、あるんですね、こんなことが。
彼曰く、パソコンで“保有率”と打ったつもりで変換したら、なぜかしら“堀井美里”さんになったとのことでした。
その時、相当急いでキーボードを打っていたせいだとも話してくれました。
狙っても、都合よく“堀井美里”さんにはなってくれません。
偶然の産物とは言え、まさしく、幻の女という表現が似合う出来事でした。
さて、実話度ですが、この打ち間違いと言う事実以外は全て創作です。
打ち間違いや聞き間違いなどをネタにした話は他にもあるのですが、これは特に印象に残りました。
この話を聞いた時、小説のタイトルや展開がすぐに頭に浮かび、いつにも増して短時間で書き上げることができた記憶があります。
ただ、打ち間違いで盛り上がる終盤をよそに、締まりのないラストになっています。もっと気の利いたラストに出来そうな気もしますが、なぜだか・・・これを選択したようですね。
自分でもちょっと謎です。
打ち間違いによる、ちょっとしたイザコザ以外、見所は少ない話です。心情的になにか深く考えさせる部分もなく、良い意味で気楽に読める作品です。
打ち間違いという事実をもとに、これを彼女が見たらどうなるか・・・という、“もしも”的な話に仕上げています。
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