[No.496-1]EACH TIME
No.496-1
登場人物女性=牽引役
女性=相手
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「これ聴いてみない?」
友人から一枚のレコードを手渡された。
「EACH TIME・・」
「洋楽なの?」
音楽に“うとい”わけじゃない。
けど、ジャケットからはそんな程度の情報しか伝わらない。
「ううん、邦楽だよ」
「大瀧詠一、知らない?」
とりあえず、名前は知っている。
「とにかく聴いてみなよ」
半ば強引に、レコードを押し付けられた。
「私に必要?」
恋愛関係なら 今の所、必要ない。
「まぁまぁ、それはそれで!」
「・・・分かったわよ」
たまには良いのかもしれない。
普段、聴かない音楽を聴いてみるのも。
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