ホタル通信 No.182
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.115 季節の足音
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
時期を選んだ訳ではないのですが、丁度、今の季節と重なる話です
この話の舞台としては、一応公園を想定していますが、特に拘りはありません。それもあり、小説中には場所がどこであるかを書いていません。読み進めていただき、何となく皆さんが感じた“場所”が舞台で結構です。
ただ、きっかけは公園ではなく、自転車置き場でした。小説の冒頭の通り、前日風が強かったせいで、落ち葉が至る所に散らばっていました。そんなワンシーンから小説が誕生しました。
とは言うものの、冒頭以外はほぼ創作です。
ありそうでなさそうな・・・いかにも“作った”感がある仕上がりです。ドラマとかにもで出てきそうなワンシーンのような気もします
さて、冬のホタルでは季節をテーマにした作品も多くあります。
更にその季節の真っ最中ではなく、季節の変わり目がテーマになることが多いと自己分析しています。
この作品は秋から冬の移り変わりをテーマにしており、単に落ち葉ではなく“落ち葉を踏む音”でその移り変わりを感じるという話の流れです。
季節の移り変わりを視覚や聴覚、はたまた味覚など、五感をフル活用して感じています。
ただ、小説上、視覚や気温の変化を感じる触覚は表現としては少しストレート過ぎるので、あえて季節を音で感じさせるような仕上がりにしています
四季は変わらず訪れるけど、その時々に想っていることはいつも違います。だから、細々とではありますが、こうして書き続けられるのかもしれません。
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