ホタル通信 No.181
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.107 四葉のクローバー
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:男性
この話はふたつの出来事をひとつにまとめたようになっています。冬のホタルでは時々、このような手法を使います。
まずひとつめです
四葉のクローバーのしおり、手作りしたようになっていますが事実は“四葉のクローバーが描かれたしおり”でした。簡単にいえば、四葉のクローバーは単なるイラストに過ぎません。
ただ、これだと話を膨らませ難いので、あえて手作りとすることで、作った人とからませることができると考えました。
ふたつめです
何かに頼りたい気持ち、大袈裟に言えば“神様仏様”でありやや意味は違いますが、験(げん)を担ぎたかったからと言いますか・・・早い話、お守り的な存在が欲しかったのです。
当時の気持ちを正確には覚えていませんが、恐らく、何らかの不安感があったように記憶しています。
冬のホタルって、自分を含めて結構、暗い話が多くあります。
でも、それを包み隠さず書くのも当ブログの特徴です。
・・・で、このふたつから誕生したのがこの話です
四葉のクローバーをお守り的な存在として、話を展開させています。実話度が低いのは内容そのものは全て創作だからです。
ところで話は変わりますが、後半に書いてある四葉のクローバーの生まれ方は事実らしいです。小説を書くにあたって、四葉のクローバーのことをネットで調べていたら、そんなことが書いてありました。
それがとても印象的であったため、私の“想い”とは裏腹に登場人物たちは自分たちで何か答えを見つけたようです。
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