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[No.477-1]罵声

No.477-1

登場人物
=牽引役(男性)=相手(女性)
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「確か・・・陸上部だったよね?」
「そうだよ」

高校3年間、短距離の選手として続けることができた。

「そんなに速くはなかったけどね」

他校との力の差は歴然としていた。

「でも、普通の人よりは速かったわけでしょ?」
「そりゃ・・・ね」

だから陸上部に入部した。

「そう言えば・・・」

年に一度、体育祭があった。
その時、クラブ対抗のリレーも行われていた。

「白熱しそうね!」
「陸上部だからね、絶対、負けられない」

実際、創立以来、部として負けたことがないらしい。

「でも、高三のときはヤバかったな」
「なんで?」
「その年に限って、野球部に足の速い連中が揃っちゃって」

アンカーで走る自分の番まで、陸上部は2位に甘んじていた。

「・・・ということは、もしかして逆転でゴール!?」
「なんだけど・・・」
「・・・の割にはさえない返事ね」

リレーは大いに盛り上がった。
ただ、ゴール直前の最終コーナーを曲がった後にそれは起きた。

(No.477-2へ続く)

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