[No.483-2]続・行く手をさえぎる者
No.483-2
「それより、なに・・・ウンチって!?」
「シィィー!声が大きいよ・・・」
今朝の出来事を話した。
「つくづく、ハトに縁がある人ね」
「言っとくけど、私から近付いているわけじゃないからね!」
「まぁ、とにかく、良かったじゃない」
「落とされずに済んで」
確かにさっきは、早とちりとは言え驚いた。
本当に肩の上に落ちていたとしたら・・・。
「その時は取ってくれる?今日みたいに」
「じょ、冗談言わないでよ!?」
けど、落とされるのは時間の問題のように思える。
実際今日も、強行突破した瞬間・・・
「ボトッ・・・って、鈍い音が聞こえてきた」
「リアルぅ!」
次の日も前日と同じ光景だった。
ただ、よく見ると、人ひとり分が通れるだけの隙間がある。
それに昨日ほど、ビッシリとは並んでいない。
「気を使ってるつもり?」
有り得ないことだが、そう見えなくもない。
(・・・そういうことに、しといてあげる)
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