[No.473-1]私でした
No.473-1
登場人物=牽引役(男性)
=相手(女性)
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「えっ!夏場なのに!?」
ひょんなことから、今夜の夕食の話になった。
「うん!夏場だからこそ、ビール片手に・・・」
「551?」
大阪で551と言えば、あれしかない。
あまりにも有名過ぎる。
「そっ!豚まんが合うんだよね」
確かに汗をかいた時は、塩っけが欲しくなる。
いわゆる、海の家で言う“ラーメン”だ。
「急に食べたくなって」
「あるでしょ?そんなとき」
「まぁ・・・なくはないけど」
ただ、こう暑くては食欲自体、減退している。
「これから買って帰ろうかと思って」
「じゃあ、また今・・・」
言い終わる前に、目線の先にある551に向かって走り出した。
そこまでして食べたかったのだと思うと何だか笑える。
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