ホタル通信 No.177
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.127 振り向けば・・・
実話度:☆☆☆☆☆(00%)
語り手:女性
コメディタッチでテンポ良く話は展開していきますが、その反面実話度はほぼゼロと言っても良いでしょう。
新年明けに交わされた会話という設定ですが、特に新年明けを狙ったわけではありません
振り返るや振り向くというキーワードを自然に登場させたかったために新年を選びました。冬のホタルは超短編に仕上げるために、いわゆる背景をあまり書きません。
特に、時と場所はその代表格であり、会話の中で何となく伝えるようにしています。従って、唐突に振り返るというキーワードが出てきても、そんなに違和感を持たせないようにするために、新年を選んだ次第です。
実話度がほぼゼロでも、当時、振り返りたかったことがあったのは事実です
生きていれば、そんなことひとつやふたつあることが普通なのかもしれませんが、その時は普段とは性質が異なる、振り返りたいことがありました。
では、ちょっと小説について触れて行きますね。
小説のタイトルは「振り向けば」です。で、前半は「振り返る」であり、後半は「振り向く」になっています。
この違い、ホタル通信を書くために読み直して見て気付きました。
小説を書いた当時、あえて振り返ると振り向くを使い分けていたようです。それはなぜか・・・残念ながら、覚えていません。
前を向いて歩こう!小説では偉そうにそんなことを言っています。
でも、今でも振り向いてばかり・・・
だからこそ、今でも冬のホタルを続けられているんじゃないかな。
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