ホタル通信 No.174
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.138 心の込めて
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
仕事がら、文章を書く機会が多いため、今までその時々に感じてきた“想い”を小説にしました。
文字では伝わらないこと、文字だからこそ伝わること。メール全盛の時代だからこそ、色々考えさせられることがあります。
聞くと聴く、思うと想うなどが話の主軸なのは間違いありませんが、それこそ“想い”は別のところにあります。
思うと想う・・・
それぞれの意味を知っている人は、意図的にそれを使い分けると思います。
ちょっと話は飛びますが、時より文章の流れからして、どの漢字を使うのが適切が迷うことがあります。
・・・で、結果的に漢字を使うことをあきらめ、ひらがなでお茶を濁してしまう。文法的にはキチンとした答えはあるのでしょうがどうにもしっくりこなくて。実はこれが隠れた話の主軸なんです。
例えば好意を寄せている人には“想っています”なんてことになりますよね?
でも、そう書きたいけどそう書けない。だからと言って“思う”とは書きたくないから、仕方なく“おもう”を選択してしまう。
これらについて小説では一切触れていませんし、ラストも全く関係がない終わり方をさせています。
二者選択のような話と見せかけて実は三者選択・・・と言った具合です
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