ホタル通信 No.171
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.94 やっかいな恋
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性
初期の作品に時々見られたムーディな話です。ムーディとは言っても、それほど重々しい雰囲気はありません
友達関係だった彼を、異性として好きになってしまう・・・一般的にもよくある話だと思います。
ただ、事実は友達関係ではなくどちらかと言えば“知り合い”と言った関係ですが、単なる・・・と言うこもなく、非常に説明し難い関係でした。
深い関係でありながら、ある一面では非常に希薄な部分があったり。その希薄な部分が、いわゆる“好意”だったのかもしれません。これらを小説上、分かりやすくするために、一般的な話に摩り替えています。
さて、そんなチョットだけドロッとした話なのですが、それを波紋を軸に据えた話にしたのは、実際にそんな感覚を覚えたからでした
「好意は持っていた」「でも、特別な気持ちはなかった」のは、小説の通りです。それこそ最初は小さな波紋だっと思います。それが、いつしか大きくなって・・・。
もしかしたら、自分の気持ちに嘘を付いていたのかも・・・そう思うこともあります・・・好きになったらいけないと。
小説上では、女の友達のしゃれた一言を含めてハッピーエンドで終わっていますが、現実は違います。
現実はバットエンディングだし、友達は背中を押すどころか、私を引き留めたほうです。ただ、バットエンディングとは言っても告白したからではありません。
前述した“希薄な部分”から自然にふたりの関係が壊れ始めやがて終焉を迎えました
今となっては良い思い出ですし、“冬のホタル”に大きな影響を与えた経験です。
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