[No.451-2]スカイツリー
No.451-2
「明日、帰るわ」
仕事は無事に終了したらしい。
行きとは反対に仕事モードはすでにOFFしているようだ。
関西弁がそう物語っている。
「お疲れさま!」
「疲れたわ~ほんまに今回は」
「そんなにハードだったの仕事!?」
今回はイベントのモデル・・・のような仕事だと聞かされていた。
「ちゃうねん!仕事より、観光が!」
「えー!」
「今、スカイツリーから帰ってきたばかりやねん」
「そっち!?」
(そう言えば、スカイツリーに行くって言ってたしな)
・・・と言うことは、きっと彼らと一緒に行ったに違いない。
もちろん、彼らとはせいじゅうろうたちのことだ。
「ところでせいじゅうろうたちは?」
「みんな寝てはるよ」
ベットに横たわるせいじゅうろうたちの写メが付いてきた。
「プッ!確かに」
寝ていると言えば寝ている・・・完全に目は見開いているが。
けど、そこは突っ込んではいけない。
「せいじゅうたちも疲れたんやろ」
「スカイツリーに登っとったし」
(登った・・・?展望台に上がったということだよな?)
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