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[No.451-1]スカイツリー

No.451-1   [No.07-1]せいじゅうろう

登場人物
=牽引役(男性)=相手(女性)
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「行って来ます!」

菜緒(なお)からメールが届いた。

「気をつけてな」
「うん、お土産買ってくるね」

少しだけ調子が狂う。
いつもならメールであっても関西弁だ。
仕事モードはもうすでに列車の中から始まっている。

「ところで、せいじゅうろうたちは?」
「連れて来たよ」

返信と共に、以前プレゼントした彼らの写メも送られて来た。
ただ、カメラではなく窓の外を見ている写メだった。

「あはは!・・・らしいな」

後ろ姿だけで笑いを誘える奴らは他にはいない。

「仕事、頑張れよ!」
「うん、ありがとう」

東京での仕事にはお互い暗黙の了解がある。
付いて行くとも言わないし、付いて来てとも言わない。

「・・・それと、せいじゅうろうたちにもよろしくな」
「せいじゅうろう以外は初めてだろ、東京?」
「そう言えばそうだね」

今の東京は何かと話題に事欠かない。
目新しい観光スポットが目白押しだ。

「スカイツリーには絶対、行ってくるから!」
「だよな!」

菜緒のことだ・・・きっと何かの笑いを届けてくれるに違いない。

(No.451-2へ続く)

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