[No.448-1]悩んでいても腹は減る
No.448-1
登場人物=牽引役(女性)
=相手(女性)
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確かに恋愛の悩みほど辛いものはない。
けど、仕事も案外・・・。
「どうしたの!?深刻な顔しちゃって・・・」
「・・・うん、実は・・・」
大きな仕事を任されて意気揚々としていた。
1ヶ月前までは。
「何か問題でも発生したの?」
「それが大有りなんだ・・・」
一言で言えば、机上の論理だったと言うことになる。
正確に言えば机ではなく、“企画書”にはなるが・・・。
「考えていた通りにことが運ばなくて」
「進まないし、だからと言って戻れないし・・・」
今の所、解決の糸口は言えない。
それが影響してか、ここ1週間ほど何も手に付かない状態だ。
「食欲も全然ないし・・・」
「あなたがそう言うくらいなら、よっぽどね」
普段なら、ここでつっこみ返す会話の流れだ。
でも、今はそんな気持ちには到底なれない。
「あ~!本当にどうしよう・・・」
どうこうしても無常に時間は流れて行く。
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