ホタル通信 No.158
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.075 追いつけない自転車
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性
話の主軸である“追いつき、追い越せ”は実話ですが、小説のような色気のある話ではありません。
自転車に乗る人は、一度や二度、経験したことがあると思いますが、自分と同じくらいのペースで走っている自転車・・・案外、追い越すのに苦労します。
数学的な計算は抜きにしても、少々ペダルに力を入れた程度では思いのほか、距離は縮まりません。逆に言えば、追い越すためには相当の力を必要とするということです。
この経験を、“恋の駆け引き”に置き換えてみました。ちょっと強引なように見えますが、もともと当ブログは強引さも売りですので、この程度ならまだかわいい方です。
さて、話自体は非常に短い部類に入り、内容も単純ですから読んで頂いた通りです。
前述した、“恋の駆け引き”であれば、もう少しアダルトな雰囲気を持たせる必要があったかもしれません。
でも、話のきっかけは自転車ですから、自転車からくるイメージの延長として、“高校生の恋”と設定しました。
また、“淡い恋”ではなく、“元気な恋”をイメージしてもらえるように書いています。これもまた、自転車からくるイメージを生かしたものです
全体なシチュエーションは青春ドラマの定番であり、そこに実話と商業っぽいエキスを少々加えたような作りに仕上げています。
このような話は、映像にした方が、おもしろいのかもしれませんね。本当は今でも、小説を映像化(フラッシュムービー)してみたいとの思いはあるのですが、本筋の“文字”が、疎かになってしまうこともあり、実現できていません
でも、最近、それを強く思いこともありますので、自分のお気に入りで、映像に向いている話から、映像化して見ようと考えています。
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