ホタル通信 No.154
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.71 気持ち次第
実話度:★★★☆☆(60%)
語り手:女性
実話度はそこそこ高めです。お土産を選ぶという行為とその背景がほぼ実話と言えます。
前半よりも後半の方が実話度が高く、前半は後半へと話を繋ぐために創作したような構成です
この話はある意味、過去形の話であり、お土産を選んだ結果の話です。従って話の核心部分である“お土産を選ぶ時に、その人を想いあれこれ悩む”姿そのものには触れていません。
その“悩みながら選んでいる姿”の方が小説的には絵になるのでしょうが、第三者的にそれにアプローチしたかったために、あえて“結果”の話にしました。
さて、“その結果”ですが、小説ではお土産を渡していないことになっていますが、実際は渡しています。
当初は事実通り“渡す”パターンを想定しながら書き進めていましたが、後半の途中あたりで“渡さない”パターンのオチのアイデアが閃いたので、小説上では渡さずにラストを迎えさせることにしました
最近、また出張が増え始め、このような気持ちを抱くことが多くなりました。
“その人を想い、あれこれシミュレーションする”小説に書いた言葉ですが、改めてそう感じます。ただ、最終的に“買わなければいけない”ではありません。
これも小説に書いた通り“買わない選択肢もあげない選択肢”もあります。これは、お土産選びを“義理”にしないためにも必要なことかもしれません
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