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[No.426-2]不思議な恋

No.426-2

「レベルアップ?」
「あぁ・・・友達を引き連れて教室まで来たり・・・」

例えば運動場で遊んでいると彼女たちに見られていた。

「ただ、ここまで止まりだったんだよな」

教室に来ても話すわけでもなく、見られているだけだ。

「間違いなく、僕の方を見てたからな」
「あなたのそばに居た“友人”ってオチじゃないよね?」

それはない・・・友人が変わっても同じだった。
決定的なのは僕がひとりでもそうだったからだ。
けど、結局何も発展せず、それぞれ別々の高校へと進学した。

「何だったんだろうな」
「いつ告白されてもいい雰囲気だったんだけど」

だから、今でもこの出来事を不思議に思っている。
これだけ接近しながらも、なぜ恋に発展しなかったのか。
なぜ、彼女は告白しなかったのか・・・。

「そんなことだから、恋に発展しなかったんじゃないの!」
「どういう意味だよ!?」
「彼女の行動に応えていない・・・ただ待ってるだけ」

確かに言われる通りだ・・・。
ある意味、チヤホヤされることを楽しんでいただけかもしれない。

「今は改善されているからいいけど」
No
(No.426完)
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