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ホタル通信 No.151

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.139 今年のバレンタイン
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性

手前味噌になりますが、オチに相当するラスト付近の出来栄えはそこそこでしょう・・・でも、それに至るまでの過程がちょっとわかり難いですね

まず、実話度について触れて行きます。
実話度20%ですから大部分は創作で、以前にチョコを渡せなかった事実をかなり大きく膨らませた話になっています。
冒頭、ラストに至るまでの過程がわかり難い・・・と記載しましたので、補足して行きますね。

わかり難いのは、時間的な経過をあえてバラバラに記載しているからです
つまり、“数日前、知り合いに不幸があった”と前半の最後の部分を冒頭に持ってくれば、多少なりとも“だからチョコを渡す気になれなかった”と理解することができます。
ただ、そうすると、いきなり、ネタばれ的でもあるため、やや商業的な要素を加えるため、あえて最後にしました。
小説の上のある男性社員がメールの内容に“?”だったように読んで下さった皆様もきっと“?”だったと思います。それが狙いと言えば狙いなのですが・・・。

この話もいつもの通り、小さな事実を捉えて、それを大きく膨らませる・・・というやり方です。
それに、これもいつもの通りなのですが、オチは考えずに話を作って行きました。ですから、最後に何か気の利いた締めくくりになるかどうかは、正直、時の運です。
ですから、今回の話はそれが良い方向に向かったひとつの例でもあります。
作者である自分がアイデアをひねり出すのではなく、あくまでも小説上の登場自分達が結論を導いています。
No151
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