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[No.417-2]待ち合わせ

No.417-2

「なんか、変な感じだよな」

・・・というより、正直照れくさい。
いつもは駅で待ち合わせるのに今はふたりで向かっている。

「でも、タイミング良かったやん」

確かにそのお陰で、こうして“待ち合わせる前”にふたりで居れる。
変な感じでもあり、新鮮な気分でもある。
電車に揺られるふたり・・・このまま時間が止まれば良いとさえ思う。

「ちゃんと先頭に居てくれたからすぐ見つけられたよ」

大勢の中からでも、亜矢(あや)を見つけられる自信はある。
僕の目が良いからではない。
彼女は良い意味で目立つのだ。

「うちもすぐに分ったんやで」

亜矢の場合は、目が良いからだろう。
僕が目立っているからではない。

「なんか、いつもと違うからちょっと緊張するな~」
「うちも!」

その元気な声からすれば、とても緊張してるとは思えない。
ただ、それが照れ隠しのようにも見える。

「もうすぐ駅につくよ」
「そやね!じゃ、待ち合わせ場所で先に待ってる」
「え~!?」

数分後、待ち合わせ場所に到着した。
そこにはいつもの通り、亜矢が居た。
No417
(No.417完)
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