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[No.416-2]タイムマシン

No.416-2

「あんたね、掃除ってのは、まず捨て・・・」
「あ~!それは分ってるから!」

掃除に小うるさい友人に話したのが誤りだった。
ただ、長い話になる前に、強引に終了させた。

「・・・なら、いいけど、でもね」

仕方ない少しだけ話に付き合おう・・・。

「・・・で、分った?」
「そ、そりゃもう!」

まずは話を合わせるのが先決だ。

「でも、歌って不思議よね」

見つけたCDに懐かしさを感じたわけではない。
それに繋がる想い出に懐かしさを感じた。

「それこそ想い出のタイトルは、その時々の“歌”かもしれない」
「それ、分かる気がする」

それに単に想い出すのではなく、DNAが騒ぎ出す。

「どういう意味?」
「なんて言うか・・・体ごと昔に戻った気がするの」

頭の中だけで想い出が広がるのではない。
血が、それこそDNAまで想い出が広がる。

「だから、歌を聞くとタイムマシンで過去に戻る気がするの」
「・・・ギリギリ、理解できる話ね」

「さてと・・・今日は・・・」

3年前のあの出来事に向けて、今からタイムマシンに乗る。

(No.416完)
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