ホタル通信 No.149
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.65 夜景
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
いわゆるショートショートに近い感じでしょうか・・・冬のホタルらしからぬ雰囲気を持った作品です。
実話度は、ストーリー的にはゼロなんですが、舞台となる“夜景を一望できるこの場所”は実在し、実際にその場所に行ったこともあります
夜景って不思議なもので、心に訴え掛けてくる分、逆に心の奥底に眠っている何かを呼び起こしてしまう、そんな気がしています。
では、内容に触れて行きますね。
冒頭、ショートショート風と書いたのは、良く言えば、会話が不思議系で進むからです。逆に悪く言えば、分かりにくいと言うことになります。
前半は私の苛立つ心の内を表現しています。当時、何を苛立っていたのかは残念ながら覚えていません。
登場するひとりの男性。かなり、唐突な登場であり、気の利いたことを言っているような、いないような・・・
はっきりとは覚えていませんが、本来はこのようなオチを持ってくる予定ではありませんでした。何となく男性を登場させてしまったことで、どうにも収まりが悪くなり、ちょっと狙い過ぎな内容になってしまいました。
彼氏が居る、居ないのくだりは少し説明が必要ですね。自分で読み返して見ても、最初は意味が分かりませんでした。つまり、次の通りです。
私に彼氏が居ても居なくても、その男性は「彼氏が居る」と言うつもりだったんです。
彼氏が居なければ、今この瞬間に彼氏が出来た・・・つまり、その男性が彼氏に立候補したとでも言いましょうか。
そして本当に彼氏が居たとしたら彼の言ったことが当たったことになります。
だから何なんだ・・・と言うような話なんですが、情景とともにふたりの会話をちょっと感じて頂けたら、きっと何かが分かると思います
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