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[No.414-2]一期一会

No.414-2

大袈裟だが、そうかもしれない。
仲間意識の最たる例だろう。

「で、話を戻すけど・・・」

男性と同じにグループになった。
目的は同じであっても、考え方は大きく違った。
その結果、何度も激しく論議を交わした。

「逆にそれが良かったのかも」

話を合わせてくれたり、私に賛同してくれる人も多かった。
けど、どこか本心じゃない・・・そんな気持ちもあった。

「意見が合うから好きになるわけでもないし」

意見は合わなくても、“人となり”を知りたい。
その意味では、彼の本心に触れた気がした。

「だったら余計・・・もしかして、例の後遺症?」

前の彼氏とは遠距離恋愛の末、別れた。
想像以上に、辛い恋愛になった。

「確かにそれも無いとは言えないけど・・・」

ただ、それ以上に“一期一会”の気持ちが強かった。
連絡先を聞いたら、今の私たちの関係が希薄になる気がした。

「まさしく、一期一会ってわけね」
「ごめんね」

なぜか、謝ってしまった。
友人の期待に応えられなかった、そんな気持ちがあるからだろう。

「ほんとそう!その男性からどこにどう繋がるかもしれないのに!」

友人もまた彼氏が居ない。
No414
(No.414完)
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