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[No.413-2]初恋の基準

No.413-2

「その時はねぇ・・・ほら、色々あるじゃない!」
「でも、あながち嘘でもないのよ」

実際、始めて付き合ったのが、中学生の時らしい。

「それじゃ、小学3年生はどう説明するの?」
「これも、嘘じゃない」
「よくその男子に抱きついていたんだけど・・・」

特に意味もなく、ふざけ半分で抱きついたりしてたらしい。

「そのころから肉食系だったの!?」
「・・・今風に言えばそうなるわね」
「ところがね、ある日・・・」

今までとは違う感覚を覚えた。
それ以来、その男子とは一定の距離を置くようになった。

「よく分からないけど、とにかく意識するようになったの」
「で、それを初恋と決めてたの」
「どうして意識するようになったのか、謎だけどね」

結局、初恋の基準なんて、人それぞれなんだろう。

「ところで、あなたはいつなのよ?」
「私?言ったとおり、記憶というか基準が曖昧だから・・・」

だから、いつなのか決め兼ねている。
好きになった人はそこそこ居たりしたにもかかわらず。

「じゃあ、切り口を変えて失恋したのは?」
「小学5年生・・・だったかな?」
「だったら、初恋はそれで決まりね!」

(No.413完)
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