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[No.400-2]あなたと繋がる場所

No.400-2

「見てもらえたの?」

本当なら先に“誰に?”と聞きたいのが本音だろう。

「・・・どうだろう・・・わからない」
「そもそも“見に来てね!”なんて言ってないから」
「それじゃ・・・」

確かに矛盾している。
見に来て欲しい人が居るのに、何も話してはいない。
友人が不思議そうな顔をするのも無理はないだろう。

「でもね、大丈夫なの」
「何か秘密がありそうね」

そこまで大袈裟ではないけど、それなりに秘密がある。

「私のブログのサブタイトル、覚えてる?」
「えっと・・・確か・・・」

“何気ない日常と人の心をテーマに、実話や実話からヒント・・・”

「もしかして、その人にしか分らない話があるとか?」
「・・・そうね、そういうことかな」

一般的な出来事に見えても、その人にしか分らない。

「特に、あるキーワードなんて・・・」

その人にしか理解できない・・・いや、笑えないだろう。

「そのキーワード、何となくわかるけどね」

いつかまたその人と繋がることができる。
そう信じて、今でも、そしてこれからもブログを続けるつもりだ。No400
(No.400完)
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