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ホタル通信 No.143

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.56 エンドロール
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:女性

実話度は高いのですが話をまとめられずに、苦労したことを今でも覚えている作品です。

この話、2つの実話をやや強引に組み合わせた作品であり、概ね前半と後半でそれぞれひとつの話になっています。
本来は前半の話を主軸として最後まで展開するつもりだったのですが、後半の話を組み合わせたら、上手くラストを飾ることができるかもと当時は思っていました。
ところが、結果的にこんな出来栄えになっています。何と言いましょうか・・・“散らかった”感が満載です。

前半の話、恥ずかしながらほぼ事実なんですよね。
結局、何がしたかったんでしょうね、私って・・・。彼に、良くも悪くもキズを付けたかったのかもしれません。
それと、ポインセチアに付けた手紙の内容、今でも何となくですが覚えています。ただ、手紙と言っても一行程度の非常に短い内容でした。

後半は友人との会話に関しては創作です。それ以外の映画やエンドロールにまつわる部分が事実なんです。
たまに演出としてありますよね?エンドロールが終わったあとに、次回作への布石や何年後かのシーンが流れたり・・・。
そんな経験から、今でも映画を見るときにはエンドロールまでしっかり見て、それ以上何もないことを確認してから劇場を後にします

最後にこの流れを受けて、もう一言だけ付け加えますね。
エンドロール・・・これが流れている時が映画って一番楽しいってご存知でしたか?エンドロールこそ、映画の最大の見せ場なんですよ。
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