ホタル通信 No.135
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.79 心のスケッチ
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
最近のホタル通信では今回の話のような雰囲気重視の作品を紹介させて頂いています。
さらにこの話は自分でも言うのもおこがましいですが、少し文学的と言いますか、ポエム調でもあります。前半の中盤あたりはまさしくそれです
特にそうしたかったわけではないのですが、人の心の変化を海に例えようとしたら必然的にそうなりました。
さて、話の内容ですが、しっくり来るようなしっくり来ないような・・・そんな感じでしょうか
前述した通り、心の変化や心の内を海に例えて、それ一点だけで話を進行させています。冒頭とラストは、コミカルに仕上げ、それ以外はやや湿っぽく作っています。
実話度は低めで、登場人物を含めてシチュエーションなどはほぼ創作です。
何度か書かせて頂きましたが、雰囲気重視の作品は、当時の心境や心の叫びを文字にした作品が多いのは間違いありません。
ただ「No.079」ともなると、現在の作風に近い作りになっていますので、悪い意味でややサッパリした読み応えです。
今年も多くの人が海を訪れ、そこに色々な想いを映してきたのでしょうね
このままずっと眺めていたいけど、足元に寄せる波がそっと背中を後押ししてくれているような・・・そんな気がします。
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