ホタル通信 No.128
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.45 ブリキのロボット
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
初期の作品によく見られた“雰囲気”を重視して作られています。何かを伝えたいのに、うまく伝えられていません。
実話度は、ほぼゼロと言っても良いでしょう。
ただ、ブリキのロボットのモデルとなるものは実際に存在しています。尚、素材はブリキではなく、焼き物と同じような素材です
素材が素材なため、左腕の手首あたりから折れてしまっており、それもあって物置の中に入れっぱなしになっていました。それを久しぶりに見たことが、小説のヒントになっています。
前半はありがちなワンシーンでしょう
恋愛ドラマだろうがホラー映画だろうが、それをきっかけにして何かが始まる・・・そんなシーンです。
加えて、ちょっとだけ謎めいた雰囲気がある、アンティーク調のロボット。いつもの通り後半の展開は考えずに前半を書き上げました。
後半はロボットが動き出した話です。
彼がカギを手に入れるくだりは、多少“無理やり感”が否めません。と言うのも、当初はロボットを動かすつもりはなく、“動かない”ことを前提に話を進めていたからです。
ラストは、恥ずかしながら自分で読み返してみてもピンとは来ません
カギを探し回ってくれた彼、それに応えてくれたロボットの彼を“二人の彼”と呼んでいますが、なぜこんな終わり方をしたのか、あまり覚えていません。
冒頭に書いたように、何かを伝えたかったとは思うのですがうまく伝えられていません・・・まぁ、これが“雰囲気重視”なんでしょうけどね。
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