ホタル通信 No.123
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.39 コントロール
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:女性
初期の作品ですから、完成度は今一歩も二歩も・・・という感じですが当時の苦悩を描いた作品です。
実話度が示す通り、シチュエーション的にはほぼ事実と言えます。友人とは言いませんが、とある人に相談し、実際に小説に似たような会話を交わしました。
さて、時間的な流れの補足です。
前半の冒頭から中盤までは回想シーンです。つまり、小説上の友人に相談する内容を回想シーンを使って明らかにしています。
後半はこれも冒頭から中盤かけて、前半よりも更に時間を経過させています。ここではひとつの恋が終わろうとしているシーンです。恋と言っても前半の続きではなく、前半の言葉を借りれば、次の恋・・・ということです。
ところで、この話は当時の苦悩を物語るように、様々な話とリンクしています。既にいくつかご紹介していますが、改めて整理すると次のようになります
但し、それぞれの小説の登場人物はあえて別人に設定していますので表面上、繋がっているようには見えません。
No.39はそのままNo.28「女の子へ聞け」に繋がり、No.28はNo.25「受信フォルダ8」へと進んで行きます。詳しくはホタル通信No.078をご覧くださいネ。
そして更にはNo.39の原因になる話が存在します。つまり、小説冒頭の回想シーンの原因です。良かったら、探して見てください。何となく「これじゃないかなぁ~」なんて話がありますから。
最後になりますが、この小説にはオチを入れています。
最後まで読んで頂ければ、その瞬間「えそうだったの」とチョットだけ、ビックリするかもしれませんよ。
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