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ホタル通信 No.119

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.40 転校生
実話度:☆☆☆☆☆(0%)
語り手:男性

実話度0%の作品ですが、手掛けるに至った経緯には多少現実的なものが含まれています。

話の牽引役は男性、そしてその相手が「矢島さやか」という女性で、作品上、どちらも高校生の設定です。
この女性にはモデルになる人が存在し、「彼女が学生生活をしていたらきっとこんな感じだろう・・・」を具現化したものです。
今現在の彼女の口から語られる昔話や性格的なものを参考にして話をまとめあげています

ただ、参考と言ってもほとんど“想像”の世界です。
彼女が高校生だった期間は1年間もなく、高校2年生をむかえることなく、校舎を後にすることになります。
なぜ、校舎を後にしたのか?を含めて、当時、彼女の置かれていた環境を昔話として聞く機会が多かったため、それを想像してみたのです。
想像で書く・・・それも、楽しく、明るい話として書いていませんよね?けど、これでも抑え気味に書いたんですよ。彼女の口から語られる昔話は小説のようなぬるい話ではありませんでした。

冬のホタルには、キーワードになる言葉やシチュエーションが存在します
高校2年生をむかえることがなかったのは・・・そうです、中退することになったからです。この高校中退もキーワードのひとつであり彼女の人生がそこから大きく変わって行きました。

最後に、作者の性別や年齢は今でも伏せています
ですから、今回の語り手はあくまでも牽引役である男性としていますが、女性である“矢島さやか”の可能性もあります。
・・・と、ちょっと、もったいぶったところで、小説の最後のセリフは事実なんですよ。
No119
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