ホタル通信 No.118
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.174 心地よい
実話度:★★★★★(100%)
語り手:男性
久々に実話度100%の話です。語り手(小説上の牽引役)は設定上、男性ですが、作者であるかどうかは伏せさせて頂きます。これは、100%のお決まりのルールと言うことで
実話度100%ですから、登場人物の性別以外は、書いてある通りそのままです。
話の主軸は、食べ物の好き嫌いですが、単にそれだけではありません。チーズが嫌いだから、チーズに見た目が似ている食べ物も食べれなくなる・・・前半はそんな話です。
ところが後半で、牛乳に見た目が似ているカルピスは大丈夫と言う話が展開し、でも、豆乳はダメ・・・なにがなんだか分からない状態になっています。
趣味が合ったり、考え方が似ていたり、俗に言われる“馬があう”きっかけは数多くあると思います。食べ物の好き嫌いもそのひとつでしょう
ただ、今回の話は、嫌いな食べ物が同じだから馬が合うのではなく、言わば“嫌いな理由”に対して馬が合います。
会話が弾んだのは言うまでもありませんが、それが何とも心地よく感じたことから小説が生まれました。
では、どうして心地よく感じたのでしょう・・・
よくよく考えれば、それこそかゆい所に手が届くような会話のキャッチボールをしてくれたせいかもしれません。
背中がかゆい時、「もっと左・・・行き過ぎ・・・ちょっと右・・・そこ!」ってことがありますよね?きっと、これと同じなんですよ。
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