ホタル通信 No.117
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.99 パラレルワールド
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:女性
人物設定は事実ではありませんが、シチュエーション的にはほぼ事実です。
通学や通勤で、いつも顔を合わせる人って居ますよね?
例えば電車。いつもと同じ時間に、同じ車両に乗ることが多くなるため、他人もそうであれば、必然的に顔を合わせるメンバーが決ま
ってきます。
たまに、その場所に本来居るべき人が居らず、代わりに見ず知らずの人が居たりすると、妙にその人に対して厳しい視線を送っ
たりします(笑)
電車と全く同じとは言えませんが、自転車でもそれこそ徒歩でも、見かける顔は案外決まっています。ですから、時間帯をほんの少し変えるだけでも、新鮮な気分になれます。
それを大袈裟に、“パワレルワールド”と表現し、小説のタイトルや話の主軸に据えました。
後半のラスト近くに、朝の顔なじみとすれ違うシーンがあります。
実はこれが小説を書くきっかけであり、これをラストシーンにしようと手掛ける前から決めていました
そこに朝のいつものシーンを付け加えていったのが、今回の構成になります。それと朝のシーンもほぼ実話なんですよ。
通勤や通学ですれ違う人たち。
その一瞬に感じることを小説に落とし込んでいく・・・結構多いかもしれません。
もともと冬のホタルはそんな小説の集まりなんですよね。大きなイベントから話を作ることは少なく、良い意味で「どうでもいいこと」を話の主軸にしています
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