ホタル通信 No.115
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.29 ノスタルジア
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
前回のホタル通信に引き続き、無責任さと完成度の低さが目に付く作品です。
さて、この作品、数有る“冬のホタル”の中で唯一、登場人物として母親という設定が登場しています。それも、親子2代にわたってです
前半は牽引役である私「A」と小説には登場していませんが、私の母親「B」で話が進んで行きます。後半になると今度は私「A」が母親になり、自分の娘「C」が登場し、話が進んで行きます。
つまり、私の母「B」と私「A」自身が母親になったために、親子2代という設定になります。
現在は、場面の変化や時間の経過を表すマークとしてを挿入するようにしていますが、当時は完全に読者の皆様を、突き放すような作りでした。
実話度は低めですが、全くの創作でもありません。
話のきっかけとなるものは複数あり、部屋の片付け、アルバム、デジカメ、人形などの“点”を線にしたところから始まりました。
小説のように、数々の写真に人形が写ってはいなかったものの私の手に握られていた人形がとても印象的だったため、このような話を作ってみました。
後半の4行目に「・・・内緒でその人形を・・・」のくだりがあります。
自分がしてきた行動を通じて、自分の母親の行動を知った・・・これが後半のポイントです。
イタズラ心もあるのですが親子をつなぐ絆として、その人形に役割を与えてみました
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