ホタル通信 No.114
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.27 ひまわり
実話度:☆☆☆☆☆(00%)
語り手:女性
この話は数ある冬のホタルの小説の中で、一番無責任な小説です。何が無責任かと言うと・・・
初期の作品と言うこともあり、明確な方向性はなかったものの、“SFやファンタジーにはしない”ことは何となく決めていました。
この話にそれらの要素を含ませてはいませんが、読み終わった後に「・・・で?」という感想が残ります。
今では不思議系の話でも、不思議なまま話が終わらないように注意していますが、この話は不思議なまま終わっています。
結末に対して考えるすべ・・・伏線とかヒントも書いていませんしこれを無責任と言わずして何と言いましょうか
実話度はゼロですが、話のきっかけが全くなかったわけではありません。
ひまわりはポインセチアと共に、当ブログで度々登場する植物です。両方とも何かと縁があり、これらにまつわる話も自然に多くなりました。この話は、その第一弾と言うべき作品です。
それでは内容に触れて行きますね。
前述した通り、伏線もなにもない無責任小説なので、まずは読んだ通りです。ですから、一番の謎である「ひまわりを送っていた人」の設定をしていません。
ただ、亡くなった義理の父が、ひまわりが好きだったことがありそれをイメ-ジして書きました。そうなると天国から・・・ということになるので、あえて「無責任で行こう」と考えました。
ひまわりの種、そしてその種がまた花を咲かせるくだりはその亡き父が残してくれたものとして、遠回しに表現させています。
自分の中でひまわりは元気の象徴です。
一方で、色々と思い出すことが多い花であり、フッと寂しさを覚えることもあります。
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