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[No.342-2]気遣い

No.342-2

『ごめん・・・土曜日だけど別の日に変更できるかな?』

数日後、由佳(ゆか)からメールが届いた。

『構わないよ、僕は』

ごく普通にメールを返した・・・後に気付いた。

(・・・もしかして)

以前にも何度か予定の変更はあった。
だから、今だって何ら不思議ではない。
ただ・・・今回は妙に引っ掛かった。

『もしかして、試験のことで気を遣わせてしまった?』
『大丈夫だよ、こっちで調整できたから』

問い掛けに対する直接的な答えにはなっていない。
けど、それだからこそ気遣いに溢れている。
それが嬉しかった。

『ありがとう、気遣ってもらって』
『その代わり、絶対に合格してね!』
『う、うん・・・もちろん!』

合格に向けて試験勉強のラストスパートが始まった。

(由佳のためにも結果ださなきゃ!)

本来、恐れていなかったことを恐れるようになった。
でも、結果を出すことが僕から由佳への気遣いとしよう。No342
(No.342完)

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