ホタル通信 No.111
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.160 空と私
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
会話の内容や人物設定はほぼ創作であり、実話度としては、ほとんどゼロに等しい話です。
内容や設定的には実話度ゼロなんですが、根底に流れる想いを形にしたこともあり、全編に亘り自分の中では実話度は高めになっています。
その根底に流れる想いを形にしたもの・・・それが“空”だったのです
実は空を題材にした話は他にも作っています。
青空であったり夜空であったり、人の表情にも似た空を通じて気持ちを代弁させることも少なくありません。
単純に考えれば青空は「元気で活発」なイメージとなるわけですが、この話に限って言えばややダークなイメージです。
ただ、ダークと言っても空自体を悪いイメージにしたのではなく青空が作り出す“かげ”を取り上げています。
“かげ”と言うキーワード。
これも何度か取り上げたテーマです。“陰”であったり、“影”であったり、その時々により扱いは異なりますが、一言で言えば「光とかげ」の関係を小説にしています。
今回の話はそれをより強調した話として作っています。光に対する“かげ”ではなく、青空という「元気で活発」なイメージを持つ光と対比させました。
最後に、手前味噌ですが「光とかげ」を題材にした話は、冬のホタルでも特に応援歌の意味合いで書かせて頂いています。
確かに具体的な対象者が居るのも事実なのですが、自分を含めて、広くそれを感じて頂ければ幸いです
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