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ホタル通信 No.103

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.119 奇妙な結論
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性

今、ホタル通信を書いている段階で、実は小説のようにまぶたが腫れています。

前半の目が腫れていることに関連した部分は、概ね事実です。
ただ、腫れている理由は、“今”腫れている理由と同じであり、小説の後半とは異なっています。
腫れた理由・・・アレルギーなんでしょうか?たまに、まぶたが痒くなり、それが数週間続きます。痒みに負けて、ゴシゴシすると、現代版お岩さんの出来上がりとなります。
ですから、後半のような失恋があったのではありません。ただ単に、痒くてかいた結果です

それにしても、結構な具合で腫れていたものですから、これを題材にして話を作ろうと考えました。
まぶたの腫れ・・・安直かもしれませんが、失恋、涙へと繋がることに時間を必要としませんでした。それに、小説の方向性が決まると、ラストもほぼ同時に決まったようなものでした。

全体的にイメージしやすい話ではないかと思っています。
冬のホタルではある瞬間の心情を小説に置き換えて描くことが多いため、第三者にはあまり伝わらないことを承知で書いています。
あえて細かな描写を避けているせいでもあるのですが、商業的な「小奇麗な小説」になることも避けています。
この話は心情的なものをほとんど描いておらず、“腫れている”という見た目で話を進めています。
従って、イメージしやすく、比較的テンポ良く話が展開していると言えます

タイトルに触れてから、最後を締めくくるとしましょう。
タイトルは小説が完成した後に付けました。イメージしやすい話だけに、タイトルは少しひねって見ようかと。
最後の文章がそのままタイトルになったようなものですが、なぜこのようなラストにしたか、それこそ奇妙です。
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