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[No.315-1]三行小説

No.315-1

登場人物
=牽引役(女性)=相手(女性)
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意外かもしれないがそれは、“趣味”ではない。
むしろ、“仕事”に近い。

「だから続けられるのかもしれない」

ブログで短編小説を書いている。
小説と呼べるほど、そんな格調高いものではないが・・・。

「何年くらい続けているの?」
「そうね・・・もうすぐ、3年になるかな」

ブログを立ち上げた理由は、一言では言い尽くせない。
それよりも、今になって思い出したことがある。

「・・・なにを?」
「私ね、大昔に一度だけ、小説書いたことがあったの」

ブログを続けたことで、ずっと忘れていたことを思い出した。

「いつ頃?」
「えっと・・・ね・・・高校生の時だった」

当時、付き合っていた人の影響で、小説を読み始めた。
電車通学もあり、行き帰りの車中は絶好の読書タイムでもあった。

「でね、彼の誕生日に冗談のつもりで」
「小説書いたの?」
「うん、それも三行だけ」
「・・・短っ!」

どうして、三行なのか、さすがに理由は覚えていない。
けど、この時に今へと繋がるものが生まれた可能性もある。

「そうなると気になるわね・・・・覚えてる?」
「まぁ、一応ね」

覚えているというより、忘れるほどの量ではない・・・のが正解だ。

(No.315-2へ続く)

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