ホタル通信 No.099
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.133 怪物の涙
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:女性
実話度は低めですが、この話には実在のモデルが存在します。
そのモデルのエピソードを大きく作り変えました。
ある辛いことがあり、それをグッと我慢していた。
その辛い胸の内を話したことで、今まで我慢してきたからこその溢れる涙を抑えることが出来なかった・・・そんなシーンを切り取っています。
前半冒頭はドラマでも良く使われているようなシーンだと思いますが、ラストを印象付けるためにイメージしやすいものを選びました。
ラストを印象付けるために、冒頭のシーンを・・・となると、言わずともラストが最初に決まり、それを肉付けするかのように話をさかのぼりながら作りました
ところで、タイトルである怪物の涙・・・。
なぜ、そのようなタイトルになったのかは小説を読んで頂ければ分かって頂けると思います。
でも、泣けない女、泣かない女を単純に怪物呼ばわりしているわけではありません。そのあたりも感じ取って頂ければ幸いです
最後に話を作り変える前のエピソードなんですが、涙を誘うきっかけになったのは1通のメールでした。ややプライベート寄りの仕事上のメール・・・と言えば良いのでしょうか。
従って、涙のシーンを実際には見てはおらず、メールの返信から伝わる感情を小説にしています。
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