ホタル通信 No.098
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.44 窓辺から
実話度:☆☆☆☆☆(00%)
語り手:女性
初期の作品に見られがちな“ムーディな話”ではありますが、これまた完成度が低く、分かりにくさ満載です
実話度0%なので、とりたてて主軸となる事実はありませんが、“カフェでひとり、何かを想っている人”と“その周囲”を描写したような話です。
ただ、こんな話を書く時は、決まって何らかの悩みを持っている時であり、そのアウトプットとして小説が誕生します。
小説の中に“大勢の中の一人”という言葉が、2度登場します。
これは対比させた表現として使っています、大勢とひとりと言う意味で捉えてください。
その他に、夏の陽気に対する心の中、人の雑踏に対する店内の軽やかさも、対比表現させた部分です。
様々な表現を使い“光と影”を演出したのは、当時、抱えていた悩みごとのせいです。
悩みごとについては明言を避けますが、自分の悩みではなく、他人の悩みを一緒に悩んでしまう・・・こんなパターンでした。
で、“どうすれば良いのだろうか?”と悩む姿が、この小説そのものです
何となくムーディな言葉を使い、ちょっとお洒落な雰囲気を漂わせて・・・一言で言えばアンニュイな状況を描いてみました。
最後に補足します。
前半の終了間際のセリフ「季節に関係ないじゃん!」「そうなんだけど・・・」は回想シーンになります。
超短編だけに、あえてその辺りの描写を避けたのですが、恐らく読んでくださる方には伝わっていないと思います。
今でもそのスタイルは変えていませんが、改善の意味を込めてマークを付けるようにしました。
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