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ホタル通信 No.097

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.186 花火
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:男性

細かい描写を除けば、ほぼ100%実話と言えるのですが、肝心のラストをお茶を濁したようにしたため、80%としました。
語り手は小説の牽引役である男性ですが、作者は出張した男性あるいは出張先の職場の女性・・・そのどちらかになります。

さて、現実の展開は、ほぼ小説通りです。
滞在期間は1週間程度でしたが、驚くほどのスピードで仲良くなって行きました。
ただ、そうは言っても、そこにはアダルトな要素はありません。お互い若かったこともあり、色々なことを意識する必要が逆になかったかもしれませんね

実は海に行く前に飲み会があって・・・だからこそ“どこかの海”という表現になっています。
今、思えばそれこそ青春ドラマか昭和のトレンディドラマにも使えそうなワンシーンでした。夜海、花火・・・今でも鮮明に覚えています。

ラストを含め、気になるふたりの関係について話を進めます。
“仲が良い”から先に発展することはなく、楽しかった想い出として、静かに夏は終りました。もちろん、それ以上の関係を望んでいなかったこともあります。
・・・ところが1年後、思わぬ所で再会する機会が生まれました。
今度は彼女が仕事で出張して来ることになったのです。

でも、私たちが出逢うことはありませんでした。逢うことが叶わなかったのではなく、理由を付けてあえて逢わなかったのです。
理由については色々と想像してみてください。
また、お茶を濁したような終り方になってしまいましたけど(笑)
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