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ホタル通信 No.095

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.97 涙は心の汗
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性

ホタル通信を書く際には、一度読み返しているのですが、自分で作っておきながら「」の部分があるのはご愛嬌ということで。

この小説も時間的な補足が必要な構成です。
前半、中盤に差し掛かる前の、“頑張るきっかけがあった”から以降は過去の話になり、過去の話のまま終了します。
つまり、ドラマでいう回想シーンに入って、回想シーンのまま終ります。

いわゆる“名言”を用いたせいか、ちょっと狙い過ぎた部分が多くあり、特に後半は意味不明状態に突入しています。
このころは、ただただ勢いだけで書いているので、何ともお恥ずかしい出来栄えですが、逆に勢いがあるときこそ現実にそれが起こっており、伝えたい何かがある・・・とも言えます。

小説では、失恋の痛手・・・となっていますが、現実は失恋ではなく、それに似たような出来事が起こっています。
それを忘れるために、がむしゃらに・・・というところはほぼ事実ですが、後半になればなるほど創作になり、加えて意味が分かりにくい部分が散見されるようになります。
小説を発表した当時は、会話を区別するために文字に色を付けるという手法を採用していませんでしたので、自分のセリフなのか相手のセリフなのか分かりにくく、ご迷惑をお掛けしました。

完成度の低さの話ばかりでしたが、最後に内容について触れさせて頂きます
汗は心の涙・・・もちろん、涙は心の汗をもじった言葉です。でも当時は本当にそんな感じでした。ただがむしゃらに汗をかく・・・
体を動かすことによる、本当の汗であったり、実は涙の代わりであったり・・・。
皆さんの周りにもいらっしゃいませんか?がむしゃらに頑張っている人。もしかしたら、悲しみの裏返しなのかもしれません。
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