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ホタル通信 No.094

小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。

小説名:No.43 モノクロ-ム
実話度:☆☆☆☆☆(0%)
語り手:男性

この小説を一言で表せば、ムーディな作品です。比較的初期の作品でもあり、明らかに何かを狙った構成になっています。

実話度はゼロ、それに創作のきっかけとなる、キーワード的な存在も覚えていません
ただ、前述した通り、やや寂しさも漂うムーディな雰囲気から、当時の心境を映し出したのではないか?と思っています。

さて、小説の内容に触れて行きますね。

まず、前半の「雲のない・・・」から「濃い青一色なのだろうか」のくだりはどう感じましたか
このホタル通信を書くために、改めて読み直してみると「薄い青一色」「濃い青一色」のそれぞれの“青”が、“黒”の間違いであることに気付いた・・・けど、もう一度、深く読み直してみれば、やはり“青”が正解だと分かりました。
ファーストコンタクトでは黒一色だった絵が、タイトルを見たことで頭の中で“青に変換された”というシーンです。

自分でも言うのも変ですが、恐らく何らかの理由で「不思議なモノクロの絵」というネタを生み出したと感じています。
従ってラストは、私と女性の会話を、ただ重ねて行った結果に過ぎません。
いつもそうなんですが、ラストを考えてから書き始めることがほとんどなく、登場人物に展開は任せています。

最後に・・・。
絵画ではないのですが、写真を加工してモノクローム化してみました。何となく雰囲気を味わってみてください。
No094
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