ホタル通信 No.090
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.189 小さな勇気
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:男性
この話を読んで、どのような印象をお持ちでしょうか?全体的な
雰囲気をよそに、意外とアダルトな話なんですよ。
・・・では、“あえて”小説上の私(男性)に、下心があると思いな
がら読んでみてください。
全体の3分の2はほぼ事実です。冒頭から後半の「それから更
に1年が過ぎた」までが、それにあたります。
小説に出てくる同郷の女子社員はいくつか他の小説にも登場し
ていますが、実はこの話がきっかけになります。つまり、メール
アドレスをお互い知ることで、ふたりの関係が始まりました。
飲み会の席にはもうひとり存在し、自分を含めて三人での飲み
会でした。
飲み会は、忙しかった仕事が一段落して、それに対する「お疲
れ様会」だったのですが、彼女を誘うことで、以前、同じ職場で
働いていた三人が揃うことになるため、声を掛けてみました。
もちろん、声を掛けた理由に嘘はありませんが、それだけでは
なかったことも、嘘ではありません。
話の展開にもう少し触れておきます。
小説の通り、彼女からはメールではなく、電話で連絡が入った
こと。そして、次の日にメールが届きます。
さらに、メールが届くその朝に・・・・「No.64 きのこの山」のイベ
ントが発生しました。時系列で考えると、「No.189」が全ての始
まりだったわけですが、小説の掲載の順番としてはかなり後に
なりました。
彼女にメールアドレスを教えると、彼女のメールアドレスを知る
ことができる・・・
結局、彼女の方から積極的に教えた格好にはなっていますが
きっかけは自分が作っています。これらは彼女も理解しており
だからこそ「あなたの勇気に応えてみた」と、ちょっと艶かしい
表現で締めくくりました。今でも「小さな勇気」は続いています。
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