ホタル通信 No.085
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.68 ドキドキ感
実話度:★★☆☆☆(40%)
語り手:女性
今更ですが、ホタル通信では紹介する小説の牽引役が語り手となり、作者の心情等を代弁しています。
語り手(牽引役)が作者かどうかはいつも伏せてはいますが今回紹介する小説であれば「ドキドキしている女性」か「その相手の男性」のどちらかが作者です。
さて、小説の内容ですが、前半のベースとなる電車内のひとコマはほぼ事実です。
ドキドキしている人、そしてそれに気付かずにドキドキされている人・・・このふたりの関係を描写しています。
まさしく、甘酸っぱい青春ドラマか漫画のような展開が実際起こりました
後半は前半とは一変して創作に変わります。
要約すれば、いつもの“あの人”が急に居なくなり、結局、何も進展することなく時が過ぎていった・・・です。
あの人が急に居なくなってしまったことについては、当時も今も何の設定もしていません。
あえて書くとすれば「引越した」が妥当だと思いますが、この部分が特に重要でもなかったため、深く触れていません。
後半に対して、もう少し触れてみると、実は全く逆のことが現実には起こっています
“ドキドキしている女性”と“された男性”はこの後ほどなくしてから付き合うことになり、ハッピーエンドを迎えるのですが、小説で書きたかったことがそれではなかったため、あえて寂しげな展開に作り変えました。
まぁ、ハッピーエンド・・・と言っても、その後はハッピーとは限らず、人物設定こそ違いますが、このふたりの想い出を題材にした話は他にも沢山あります。
直近では「No.283 パープル・レイン」「No.277 異人館」がそれにあたります。
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