ホタル通信 No.083
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.47 若葉の頃
実話度:★★★★☆(80%)
語り手:女性
会話によって話が展開することが多い中、登場人物が一人と一羽という、珍しい組み合わせです。
さて、エピソードとしては100%実話なんですが、あえて所々を脚色し、小説的には少し実話度を下げています。
登場人物がひとりであり、会話で話を展開することが難しいため、普段はあまりやらない“情景描写”を、メインにしようとしました
ところが、ベランダという狭い空間は思いのほか殺風景であったために、少しだけ“にぎやか”にしてみました。
忘れてはならない、もう一羽の主役のハト
ファーストコンタクトはまさに小説の通りで、お互い目が合って「わっ!」の状態でした。
でも、ハトって何だか憎めない存在なんですよね、どういうわけか。前述した“にぎやか”にした部分ですが、卵、ヒナのくだりがそれになります。巣は実際に在ったのですが主が不在の状態でした。
ラストは完全に創作です。
読んでもらえれば分かるように、ハトがカスミソウの花を落として行ったかもという設定です。
カスミソウの花言葉・・・のひとつに“感謝”があります。それを表現させています。
なぜ、感謝なのか・・・それは小説の中で何となく感じて頂ければ幸いです。
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