ホタル通信 No.086
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.102 シリウス・ルナ
実話度:★☆☆☆☆(20%)
語り手:男性
以前、ホタル通信で紹介したように、星に関係した話は少なくありません。
今回の話は、星そのものではなく、メールアドレスがシリウスとルナという“星の名前”になっている・・・ことから話が展開して行きます。
現実にはルナではなく、違う星の名前だったのですが、概ねメールアドレスに関係する部分だけが事実で、その他の部分は全て創作です。
話のきっかけは、それこそ“メールアドレス”だけです。
早い話、別に星の名前ではなくても、話の展開には恐らく影響しなかったと考えますが、逆にそうでなければ話自体が生まれなかった可能性はあります。
皆さんに公開している私のPC用アドレスにも、ルナが入っているように、自分の中では特別な存在なんです。
さて、話の内容ですが、なぜ、こんな展開の話を作ったのかと申しますと・・・それは結末が物語っています。
つまり、現実の私も「忘れたい」「忘れよう」としてしていた事実があったからです。
・・・とは言え、いつものごとく結末は考えず、話を展開させて行った結果、ややコミカル感を残したまま終らせることができました。
ひとつ、皆さんを煙に巻いている部分があります。
前半ではシリウス・ルナがメールアドレスであることに触れていないどころか、シリウス・ルナ自体も登場させていません。
“それ”で片付けてあり、“それ”が何であるかを、読み手に任せるパターンです。
読み手どころか、登場する麻奈さえもそうだったのですが、それが何であるかに気付いたからこそ「後でメールする」につながっています。
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