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[No.286-1]レジャーシート

No.286-1   [No.07-1]せいじゅうろう

登場人物
=牽引役(男性)=相手(女性)
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「これ何かぁ、分かる?」

そう言うと、唐突にケータイで写真を見せられた。

「・・・これ?リラックマのグッズだよな・・・?」
「そっ!」

リラックマのグッズであることは簡単に分かる。
でも、それが何であるか、見た目では分からない。

「下敷き、かな?」
「全然違う!」

形状はともかく、そもそもそれの大きさの検討が付かない。
比較できるようなものが写っていないからだ。

「・・・じゃぁ、時期的にレジャーシートとか?」

今度は逆に大きなものを答えた。
改めて見ると、どことなくビニールの質感が漂っている。
それに光沢もあり、水を弾きそうでもあるからだ。

「・・・ぽいけど、違う」
「答え・・・書いてあるんよ」
「え!」

もう一度、よく見てみる。

(あ・・・本当だ・・・)

“Rilakkuma”のロゴの下に、その答えが書いてあった。

「いつもの、ほら、アレ・・・コピーライト表示かと思っていた」

ロゴの下に、sche・・・“スケジュールブック”と書いてあった。

(No.286-2へ続く)

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