ホタル通信 No.079
小説の舞台裏やエピソード、作者の想いを紹介します。
小説名:No.35 ルナの涙
実話度:☆☆☆☆☆(00%)
語り手:女性
実話度は限りなくゼロです。タイトルでもある“ルナ”という言葉だけを頼りに創作しています。
冬のホタルには話のキーワードとなるものがいくつかあり、星に関係することもそのひとつです。
特にシリウスやルナ(月)はその代表格であり、これらを含んだ話も少なくありません。
さて、小説の内容ですが、一言で言えば不思議系の話であり、初期の作品というできの悪さも手伝って、更に不思議系に磨きが掛かってしまいました。
ただ、今読み返してみると、なかなか洒落た文章表現をしているな・・・と、当時の頑張った自分を誉めてあげたい気持ちもあります。
前半はユメであり、後半はユメから覚めた話です。
当ブログではファンタジーは取り扱わないので、ユメの話でギリギリセーフとしています。
冒頭に書いた通り、ルナという言葉から人の名前を連想し、あたかも人が涙したかのようなタイトルを決め、それだけを手掛かりに書き始めました
彼女はなぜ海に来たのでしょうか?
それに「ルナの涙」と名付けられた、単なるホットコーヒー。
それに後半は本当にユメから覚めたのだろうか・・・それに最後の店員さんのセリフの真相は?・・・などなど、突っ込みところが満載です
一応、自分の中ではちゃんとそれぞれの理由付けはしていますが、雰囲気を楽しむタイプの小説として、あえて全体をぼかしています。
また、今ではほとんど書かない情景描写に力が入っているのも、雰囲気を楽しむ・・・理由のひとつでしょう。
実話度は限りなくゼロなのですが、当時の何とも言い難いある気持ちを代弁させていることは事実なんです。
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