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[No.270-2]成長

No.270-2

「そんな目で見てたの?」

同僚の女性から予想された返事が返ってきた。
それでも話したい朝のワンシーンであった。

「そういうことじゃなくて!」
「じゃあ、どういうことよ?」
「ほら、親心というか・・・」

親子と言うより、年の離れた兄弟のような感じだろう。
ただ、今は親心という言葉を使いたい。

「まぁ、4月だし、そんな時期ね」

赤の他人でも、妙に“成長”を感じる。 
制服ひとつでこうも印象が変わるものだろうか?

「何言ってんのよ!女子は色々成長するの!」

確かに男子より、色々な面で成長が早い。

「それと、逢わなくなった人も居るはずよ?」
「えっ!?」

誰もがひとつ歳を重ねる。
学校を卒業して、全く別の生活を始めた人もいるだろう。

「・・・確かに逢わなくなった人も・・・」
「それはそれで、喜ばしいことじゃない!」

そんな同僚もひとつ歳を重ねた。

(No.270完)

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